学び方を学ぶ~雪の北海道で宍道先生の授業
確かに雪国でした。でも、雪の北海道はもうちょっとロマンチックだと思っていたのに、、、
それは、気温の所為。零度とか1℃とかなんでしょうね。道路脇には水たまりがあるし、雪かきがしてある歩道は濡れてびしょびしょ。ボタン雪だし。
図書館は「学び方を学ぶ」支え手
その北海道で、先の学会でお会いした武蔵女子短大の木村先生の要請で、宍道先生が司書養成カリキュラムの授業をされると聞き、駆けつけました。
いろいろ学びがありました。一つは、図書館は「学び方を学ぶ」支え手。だが、学びには余分な手をかけないこと。内田先生も同様のことを仰っていたなあ。
読書時間ゼロが4割
先生の基本は読書。そう、読むスキルがないと、学びが深まらないのは確か。
調査によると、学生生活で読書時間ゼロが4割を超えたとか。今の学生は確かに忙しい。バイトにサークル活動。超便利なスマホもある。
そんな学生のレポートは、ネット情報をコピペして、最後の一行に自分の意見。
情報は山のごとくあって、欲しいものは何でもあるが、苦労しないと絞って広げて絞る過程を繰り返す問題意識醸成力や、その過程で必要となる思考力、判断力は育たない。当然、そこからアウトプットされる表現力も薄っぺらになる。
だから、自分の意見は最後の一行。これでは、巷間言われる、若い人は指示待ちで想像力のある仕事ができないという評価も止む無しです。
注文の多い図書館ゲーム
授業の二コマ目は、4人グループで一つの天声人語を読みあい、キーワードを決める。そのキーワードをもとにテーマを決め、コース料理のシェフさながらにテーマから連想される本を持ち寄る。
時間があれば、その本全部を紹介しあうのだけれど。この日は時間不足。
そこでこの日は、グループでテーマに至った経緯と、コース料理さながらに、一人が一冊の本を、なぜ選んだのか、どんな本なのかを紹介。
私たちのグループは、「昔取った杵柄」をキーワードに、「努力」がテーマになりました。ここで発想の貧困さにハタと立ち止まり、、、
僕が選んだ本は、努力、努力、先ずは努力しなきゃ読めない本からと思い哲学の棚に。目に飛び込んだのは、松江の生んだインド哲学の大家である中村元著「比較思想の軌跡」。いかにも難しそうでしょう。
でも、パラパラとめくってみて、おっと!!です。目次に「ローマ法王は過失を犯すことはないのか」とか、「スイスにおけるチベット難民」とか、この内容はぜひ読んでみたいと思う箇所が!
宍道先生は、通して読まなくても、積読でも、飛ばし読みでも、とにかく本が近くにあり、手に取ることだと仰いましたが、この本などまさにその典型かも(^^
てな調子で、努力しないでも見ているだけで楽しくなりそうだった「世界一美しい元素図鑑」も対で紹介しました。
ビブリオバトルも楽しいですが、「注文の多い図書館」という本の紹介ゲーム、これもなかなか楽しい (^o^)
そういえば、一昨年3月、アサダワタル氏を招いて曽田文庫でワークショップをした際、導入は違いますがこれと同じような手法で本を選んで紹介しあったことがありました。またやりたいゲームですね。
それは、気温の所為。零度とか1℃とかなんでしょうね。道路脇には水たまりがあるし、雪かきがしてある歩道は濡れてびしょびしょ。ボタン雪だし。
図書館は「学び方を学ぶ」支え手
その北海道で、先の学会でお会いした武蔵女子短大の木村先生の要請で、宍道先生が司書養成カリキュラムの授業をされると聞き、駆けつけました。
いろいろ学びがありました。一つは、図書館は「学び方を学ぶ」支え手。だが、学びには余分な手をかけないこと。内田先生も同様のことを仰っていたなあ。
読書時間ゼロが4割
先生の基本は読書。そう、読むスキルがないと、学びが深まらないのは確か。
調査によると、学生生活で読書時間ゼロが4割を超えたとか。今の学生は確かに忙しい。バイトにサークル活動。超便利なスマホもある。
そんな学生のレポートは、ネット情報をコピペして、最後の一行に自分の意見。
情報は山のごとくあって、欲しいものは何でもあるが、苦労しないと絞って広げて絞る過程を繰り返す問題意識醸成力や、その過程で必要となる思考力、判断力は育たない。当然、そこからアウトプットされる表現力も薄っぺらになる。
だから、自分の意見は最後の一行。これでは、巷間言われる、若い人は指示待ちで想像力のある仕事ができないという評価も止む無しです。
注文の多い図書館ゲーム
授業の二コマ目は、4人グループで一つの天声人語を読みあい、キーワードを決める。そのキーワードをもとにテーマを決め、コース料理のシェフさながらにテーマから連想される本を持ち寄る。
時間があれば、その本全部を紹介しあうのだけれど。この日は時間不足。
そこでこの日は、グループでテーマに至った経緯と、コース料理さながらに、一人が一冊の本を、なぜ選んだのか、どんな本なのかを紹介。
私たちのグループは、「昔取った杵柄」をキーワードに、「努力」がテーマになりました。ここで発想の貧困さにハタと立ち止まり、、、
僕が選んだ本は、努力、努力、先ずは努力しなきゃ読めない本からと思い哲学の棚に。目に飛び込んだのは、松江の生んだインド哲学の大家である中村元著「比較思想の軌跡」。いかにも難しそうでしょう。
でも、パラパラとめくってみて、おっと!!です。目次に「ローマ法王は過失を犯すことはないのか」とか、「スイスにおけるチベット難民」とか、この内容はぜひ読んでみたいと思う箇所が!
宍道先生は、通して読まなくても、積読でも、飛ばし読みでも、とにかく本が近くにあり、手に取ることだと仰いましたが、この本などまさにその典型かも(^^
てな調子で、努力しないでも見ているだけで楽しくなりそうだった「世界一美しい元素図鑑」も対で紹介しました。
ビブリオバトルも楽しいですが、「注文の多い図書館」という本の紹介ゲーム、これもなかなか楽しい (^o^)
そういえば、一昨年3月、アサダワタル氏を招いて曽田文庫でワークショップをした際、導入は違いますがこれと同じような手法で本を選んで紹介しあったことがありました。またやりたいゲームですね。
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| 学校図書館・公共図書館 | 09:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑