自伐林業で暮らす
林業でリッチ!あるんですね(*^^*)
まあ、リッチっていうほどでもないかもしれませんが、十二分に豊かな生活が可能となる、かもしれません。
自伐林業って行けるかも
自然の生態系の恩恵を受けながら森とともに暮らす、新しい、いや、昔からあった生活を、新しい仕組みとともに取り戻そうって提案、自伐林業の勉強に高知に行ってきました。
松江市周辺では、山林の所有権が細かく分かれ、かつ、もう何代も未登記で所有権の自覚もないまま来ていますので、新たに林業に参入するには困難な課題山積と言ったところですが、中山間地域では結構いけるかもしれません。
それは、農業にも言えることであろうと思いますが、大規模化ではなく小規模で丁寧に、しかも長いスパンで考えることが必要です。
林業って、大型機械導入で省力化・効率化を図ることで可能となる、だから、森林組合だったり会社組織でないと成り立たないというイメージしかありませんでしたが、そんな先入観を覆すには十分のように思いました。
だって、林地からの材の出しは、20万円ほどの架線キット、2.5mの路網を作ったり、材を車に乗せたりするための小型バックホー、そして、材を運ぶトラックさえあれば、たとえ一人でも(効率は悪いが)可能となる。
これって、農業と一緒かもしれません。大型化、組織化は投資が嵩んで償却に追われること、他人の所有物だから儲け優先で仕事が粗雑になりがち。ある意味、今の利益さえ確保できれば後は野となれ山となれ。
経済化って?
農業って、人の命を支えるものだから、どこまでも安心・安全が優先するはずだと思いますが、経済化することで効率化が求められ、人の命よりおカネが優先することになる。
消費者は、経済の歯車としてしか見えなくなるんですよね。だから、土が死んでも農薬や化学肥料を投入して見栄えのいい作物づくりにまい進するしかない。
へえ、林業も一緒な構造なんですね。いろんな裏話を聞きました。
その対極にあるのが、自然農法だったり、自伐林業なんですね。しかも、農業よりはずっと効率がよさそうです。
仕組みを作る必要はありそうですが、それほど大それたものではないようですから、行政がちょっぴりその気になれば十分いけるし、森林組合とも共存できそうです。許容力があればですが。
まして、大規模バイオマス発電が27年には稼働する状況ですから尚更です。
百姓って言葉がありますが、林業も実はそういう生き方が一番かもしれません。田畑で自給しながら、ちょこっと勤めだったりバイト、そして森に入る。
危険もいっぱいですが、ノウハウを持てれば、山を買ってでも採算に合うかもなあと勝手に算盤をはじいていました。また、UIターンにとっても魅力的な受け皿となりうる。
今回の講師の中島さん、今年の2月、高知大学のセミナーでお会いしていましたが、スピーカーの関係で聞いた話は僅か。今回、辛口なものの、話をしっかり聞くことが出来てとてもよかった。
薪ボイラー
その仕組みを支える一つに、薪を燃やすボイラーなどもありそうです。
訪問した土佐和紙工芸村「くらうど」は、薬湯風呂が売りの一つでしたがそのお風呂を支えるのが3台の薪ボイラー「ガシファイアー」です。余談ですが、薬湯風呂って最高!
このボイラーの導入で燃やす薪は年間約200トン、燃料費がおよそ2割縮減し、ほぼ一人の雇用が生まれています。しこしこ稼ぐって感じですね。
薪ステーション
今日の朝、薪ステーション・木の駅を視察。
中島さんが理事長を務めるNPO土佐の森・救援隊がボランティアを中心に運営していますが、地域通貨等も絡めながら、経済一辺倒ではない仕組みを実にうまく作っていました。
こうした仕組みも自伐林業家を支え、育てるためにうまく機能しています。障がい者や高齢者福祉との連携によっても森を支える仕組みづくりができるかもと感じます。
今回の視察、山って全く縁のない世界でしたから、正直、あまり乗り気ではありませんでしたが、動くと様々なものが見えてくるものです。
一歩踏み出す大切さを改めて実感した高知でした。
まあ、リッチっていうほどでもないかもしれませんが、十二分に豊かな生活が可能となる、かもしれません。
自伐林業って行けるかも
自然の生態系の恩恵を受けながら森とともに暮らす、新しい、いや、昔からあった生活を、新しい仕組みとともに取り戻そうって提案、自伐林業の勉強に高知に行ってきました。
松江市周辺では、山林の所有権が細かく分かれ、かつ、もう何代も未登記で所有権の自覚もないまま来ていますので、新たに林業に参入するには困難な課題山積と言ったところですが、中山間地域では結構いけるかもしれません。
それは、農業にも言えることであろうと思いますが、大規模化ではなく小規模で丁寧に、しかも長いスパンで考えることが必要です。

だって、林地からの材の出しは、20万円ほどの架線キット、2.5mの路網を作ったり、材を車に乗せたりするための小型バックホー、そして、材を運ぶトラックさえあれば、たとえ一人でも(効率は悪いが)可能となる。
これって、農業と一緒かもしれません。大型化、組織化は投資が嵩んで償却に追われること、他人の所有物だから儲け優先で仕事が粗雑になりがち。ある意味、今の利益さえ確保できれば後は野となれ山となれ。
経済化って?
農業って、人の命を支えるものだから、どこまでも安心・安全が優先するはずだと思いますが、経済化することで効率化が求められ、人の命よりおカネが優先することになる。
消費者は、経済の歯車としてしか見えなくなるんですよね。だから、土が死んでも農薬や化学肥料を投入して見栄えのいい作物づくりにまい進するしかない。
へえ、林業も一緒な構造なんですね。いろんな裏話を聞きました。
その対極にあるのが、自然農法だったり、自伐林業なんですね。しかも、農業よりはずっと効率がよさそうです。

まして、大規模バイオマス発電が27年には稼働する状況ですから尚更です。
百姓って言葉がありますが、林業も実はそういう生き方が一番かもしれません。田畑で自給しながら、ちょこっと勤めだったりバイト、そして森に入る。
危険もいっぱいですが、ノウハウを持てれば、山を買ってでも採算に合うかもなあと勝手に算盤をはじいていました。また、UIターンにとっても魅力的な受け皿となりうる。
今回の講師の中島さん、今年の2月、高知大学のセミナーでお会いしていましたが、スピーカーの関係で聞いた話は僅か。今回、辛口なものの、話をしっかり聞くことが出来てとてもよかった。

その仕組みを支える一つに、薪を燃やすボイラーなどもありそうです。
訪問した土佐和紙工芸村「くらうど」は、薬湯風呂が売りの一つでしたがそのお風呂を支えるのが3台の薪ボイラー「ガシファイアー」です。余談ですが、薬湯風呂って最高!
このボイラーの導入で燃やす薪は年間約200トン、燃料費がおよそ2割縮減し、ほぼ一人の雇用が生まれています。しこしこ稼ぐって感じですね。

今日の朝、薪ステーション・木の駅を視察。
中島さんが理事長を務めるNPO土佐の森・救援隊がボランティアを中心に運営していますが、地域通貨等も絡めながら、経済一辺倒ではない仕組みを実にうまく作っていました。
こうした仕組みも自伐林業家を支え、育てるためにうまく機能しています。障がい者や高齢者福祉との連携によっても森を支える仕組みづくりができるかもと感じます。
今回の視察、山って全く縁のない世界でしたから、正直、あまり乗り気ではありませんでしたが、動くと様々なものが見えてくるものです。
一歩踏み出す大切さを改めて実感した高知でした。
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| 産業振興 | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑