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発芽玄米給食導入で生徒に変化~匝瑳市野栄学校給食センター

 きっかけは、不登校や問題行動を起こす生徒が多かったこと、動機は真田中学校と同じで、やはり学校が変わったんですね。

 今日は、素晴らしい学校給食に取り組む学校があると、田中さんから聞いていた匝瑳市立野栄中学校を訪ねました。
 昨年7月に新築なったばかり、ということだけではないだろうと思います。
 周りの花壇にも、校内にも花が溢れ、生徒たちの下駄箱の上にはドライフラワーが所狭しと並べられていましたし、生徒の挨拶は元気がいいし、みんな明るい!

 きっかけは、平成11年に着任した校長先生。やはり、真田中学校と同様学校独自の食生活実態調査。最初は、特に荒れた生徒に玄米餅を食べさせ、家庭にも進めていった。
 ここで改善がみられたことから、給食に取り入れることを提案し、週3回の米飯のうち発芽玄米を2割混ぜたご飯を2回と8の付く日に変えた。
 発芽玄米は、白米よりも相当割高ですが、栄養価が高く、柔らかくて甘みがあり、特に、ガンマーアミノ酪酸(ギャバ)に神経の鎮痛作用があるからなんですね。
 栄養価では、現代の食卓に不足しがちなビタミンやミネラルなどの微量栄養素が多く含まれ、食物繊維も多く摂れるんですね。

 発芽玄米入りご飯の導入によって、メニューにも工夫が凝らされるようになり、食育基本法の制定なども後押しして地産地消にも熱心に取り組んでいます。
 そして、今日は「地産地消デー」でした。ラッキー!いただいた学校給食は、玄米入り筍ごはん、シャケの洋風塩焼き、なめ茸あえ、春の菜の味噌汁、一口ゼリー。
 出会った生徒の感想も上々。それはそうです。とても手がかかっています。校長は、時々給食が遅れることがあると。それは、手を掛けているからなんですね。
 そうした取り組みによって、児童・生徒の意識も変わり家庭で給食の話題が増え、保護者意識が変わってきたと。

 野栄給食センターは、八日市場市との合併前のセンターで、幼稚園、小学校2校、中学校1校、およそ800食の配食をしているとのことでしたが、ご多分にもれず給食センター統合が予定されていました。
 反対はなかったのかとお聞きしたところ、大体の理解は得られ、現在のような手作り主体の給食をどう継続するのか、地産地消食材の供給と合わせて細かく検討をしている最中とのことでした。

 細かいところを説明して下さった管理栄養士の長井さん、1169の小中学校・給食センターが参加した全国学校給食甲子園で、グランプリをとった方だけあり、とても研究熱心で、回転も速い。実行力もある方との印象。
 素晴らしい人も得て、今の野栄の学校給食があるんでしょうね。
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| 食育 | 17:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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進取の気概~まちとしょテラソで見えたもの

 まさに、桜吹雪ですね。まちとしょテラソでは、風にあおられた桜の花びらが、肌に刺さるように吹きあたる雪の結晶のように、次々と肌にあたってきました。
 こんな感覚は始めてですし、しかも4月下旬。咲き競う桜などとともに、日本の四季の素晴らしさを、色心ともに満喫させていただきました。
 こんな写真は、松江に帰って追加でUP予定です。

見えないところが見え
 小布施町、ほんの中心部だけでしたが正味1時間余、まちじゅう図書館の現場とオープンガーデンの現場を遠慮なしに歩いて見、お話させていただきました。
 季節は、最高でした。桜、モモ、ひょっとして梅も?リンゴも?そしてサクランボなど、咲き競っていました。4カ月余、閉じ込められていた雪が融け、心も開く!
 立ち寄ったUターン8年、同世代と思しき酒屋の店主が嬉しそうに語ってくれました。

 街中を歩いてみて、なぜ館長を公募?しかも、あえて?図書館人でない館長を選考。
 初代の花井館長は、映像作家。一昨年の全国図書館大会島根大会での“Library of the Year”受賞のシーンが強烈でした。
 先日の仁摩図書館での公開講座に参加し、自分の目で見なきゃあと来てみましたが、リサーチしてみると見えないところが見えてくる。

進取の気概
 見えてきたいくつかのキーワード。
 行政規模。人口が1万2千人。しかも、東西南北4キロ!こんな山の中で!顔が見える。そういえば、大和もどこでも駅から2キロ以内。
 交通の要衝で、交易の中心地だった。それと、厳しい土壌にあった栗は献上品であり、特産となった。それ以外では、換金性の高い果樹。驚くほど豊かですね。
 交易の中心地であったことから、進取の気概が高く、芸術を涵養し、新しい血を入れることに積極的であった。相乗的ですね。

 ですから、年中イベントが開催されていますが、多くは運営委員会方式で行政支援なし。コミュニティの象徴は、50回続くという全町挙げての運動会。参加者3,000人!
 進取ということでは、2代続けて民間。最初は映像プロデューサー、昨年秋からの現館長は出版業界人。
 駅の案内所で教えていただいた酒蔵が経営する食事どころに、明治、大正、昭和の酒蔵の様子がわかる写真。捨てるはずだった写真に陽の目を当てたのは、かつて取締役を務めたセーラというアメリカ人。何でも、長野オリンピックの縁らしい。

丸投げじゃあね(^^;;
 よそもの、わかもの、馬鹿ものは、ここでも根付いていました。外から目線で俯瞰できる人材を使えるのかどうか、賑やかしには不可欠ですね。
 ただ、図書館は、町でただ一つの小学校に隣接していながら、小中学校との連携はまるでなかったと。現館長は意識していたようですが。
 ここら辺りに、専門家ではないことの限界も。行政がそこもわかって、補佐的な人を配置することも必要だと思います。丸投げじゃあね(^^;;

| 学校図書館・公共図書館 | 23:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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やはり人間力次第!~大和市で

 結構歩きました(^^;; 快い疲れ。
 今日は、小布施まで足をのばしました。長野県は春爛漫。桜やモモ、サクランボなどが咲き競う最高の季節に訪れることができました。

複合施設を一括指定管理!?
 そんな小布施は後に回すとして、昨日は、大和市に行ってきました。
 昨年の図書館総合展で、大木大和市長が“健康図書館”をぶちあげられました。これって、結構面白い!と思いました。それもあったので訪ねました。
 でも、その図書館は基本設計ができたばかり。僕的には、肩透かしを食らったみたいなところはありましたが、それはこちらの責任。
 面白かったのは、市の関係者があの講演で初めてその構想を知ったということ(@@ 設計も見直し、完成予定も半年以上ずれ込んだ(汗 首長って大統領ですね。

 今度の図書館は、民間が区画整理を始めたものの頓挫。市が乗り出して複合施設建設に。その中に図書館。他には、芸術文化ホール、生涯学習センター、子育て支援施設などの市関連施設が集められるとのことで、一括指定管理に出す予定だとか。大胆!
 恐らく、複合施設を一体的に指定管理に出すのは初めてだろうと思います。それぞれのノウハウを持つ事業者がJVを組むことが前提のようですが、注目です。
 指定管理、公共施設、しかも、文化を担う部分での導入には複雑な思いがありますが、事業者もノウハウを蓄積しているので、主導する行政がしっかりリードできたら、視野狭窄に陥りがちな行政マンよりも、より開かれた住民サイドの運営だって可能かも。

只者ではない司書
 その後、学校図書館。南林間中学校にお邪魔しましたが、司書が凄い!
 市が司書配置を始めたのは平成22年9月から。小学校全19校に配置。翌年9月から中学校全9校に配置。週5日、一日5時間。学校によって勤務時間は違います。
 財政力が違う?市域が狭く土木などの社会資本整備や農林がないのでソフト中心になると思えど、ここまでやるかというのは、学校図書館リニューアルに2~300万円。図書購入費にも集中投資。ここまで毎年100万円程度を、今年度は倍だとか!いやはや。
 まあ、人口23万人余の市立図書館の資料購入費は、松江市立図書館の倍、島根県立図書館を上回るんですから、、、、

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  羨むばかりじゃなく、それを凌駕するソフトのあり方だって絶対ある!と思ってやりたいですよね。そうでないと、やっぱりこんなところにってなっちゃう。
 そう、それを改めて感じたのは、中学校司書。昼休み20分の学校図書館に60人ほどの生徒が来ていました。僕の目にしてきた東出雲には及ばないまでも。
 出された課題をこなす子、マンガを読みに来た子、本を借りに来た子など。
 一般書を読む子は目にしなかった?ように思いますが、来るようになっただけでも凄い!800人余の学校で多い日には100人だそうですから凄いです。

人間力次第!
 2年3ヶ月という司書、生徒への対応や、仕事のこなし方を目にし、課題意識などを聞いて只者ではないなあと。
 後で聞いてみたら10年近く中学校教師を務めてきた方とのこと。生徒の裁きが全く違う。司書には専門知識も必要ですが、学校司書には生徒とのコミュニケーションを円滑にこなし、生徒を掌にできる力量がないと、いい仕事はできないよなあと。
 どこの世界でもですが、仕事の善し悪しは人間力次第。
 教育の目指すところは、どう人間力を涵養するか、そこに凝縮されるのかなあ。

 大和市のあと、5月のイベントの打ち合わせ、その後、図書館関係者との懇談。いつもながらですが、図書館関係者は熱い!様々な情報をいただきました。
 ここに、ある区立図書館の館長も。指定管理を受託したTRCの方でしたが、TRCに入社して5年。未経験の業種に飛び込み、資格取得し現在の立場に。
 話してみて、小布施にも通じるのですが、きっと、今の図書館にはたたき上げ専門職にはないような感覚が必須なのかなあと。

 おっと、もちろん専門職としての深い専門知識や豊富な経験が必要なことは論を待ちませんが、マネジメント力が必要なトップには、それ以上の人間力がないとね。
 順位を付けるとすれば、人間力、経験、専門知識かなあ。

| 学校図書館・公共図書館 | 22:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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マツリとなおらい~松江商工会議所創立120周年

 先日のブログに書きましたが、松江商工会議所創立120周年、今日はその記念式典。全国で40番目だったとか。

マツリとなおらい
140422kaigisyo.jpg  記念講演は、元県庁職員、毒のある本音を笑いのオブラードで包む万九千神社宮司の錦田剛志氏。生かせる上司がどれほどあったか、何て詮索は無益です。
 自分に引き当てて考えたほうがいい(*^^*;;) 僕が上司だったら、時々自分の無能さ加減に落ち込んだりして。

 古事記などに見る出雲神話から、マツリやなおらいの本来的意義を語ってくださいました。勿論、僕と宗教的には違うのですが、その精神は大いに学ぶべきだと。
 まず、マツリって徹底して奉る→奉仕する、そして徹底して待つ、そしてまつろう→服従するという語義があるんですね。
 奉仕する、自分が自分がではないんですね。そして、徹底して待つ~人は綺麗なところを好む。迎えようとすれば、自然とそんな心遣いが起ってくる。そして、徹底して相手を敬う。不軽菩薩の菩薩行も貧者であっても徹底してその具わった本性を敬った。
 マツリ本来の趣旨は、人間関係を円滑に進める深甚の智慧が具わっていますね。

 なおらいとは、神と神、神と人、人と人との直り合い。和み楽しむんだ!
 直会は礼講のうちに行われる。饗宴は無礼講。なるほど。直会には程がある。
 →非日常的な心躍るひと時の時間と空間を個人が体験し、共同体組織の構成員が共有するということ。はてさて、共有で止まっているのか?

 面白いですね~(*^^*) ♪

また、ステキな出会い
 昨日、映画「かみさまとのやくそく」をご縁に、ステキな出会いを頂きました。
 出雲の竹田さんの上映会のスレッドに投稿された宮崎さん、以前から気になっていた方ですが、連絡を取ってお会いしました。
 彼女は、“銅彫金 トム・工房”のオーナーさん。彼女の作品、直接には見たことがありませんが、ネットで見かけていて拝見したいと思っていました。

 お会いして、な~~んだ、娘さんには1月にお会いしていました。しかも、何人かで一緒に食事をしていました(^^;; そして、志の高いステキなママさんだった!
 そのお母さんだから、なるほど。でも、娘さんからも工房のお話は聞いていたはずなのに。さすがに赤面の思いでした。

 宮崎さんのお話で、スゴイと思ったのは、お父さんの介護。しかも、恰幅が良く、呼吸さえ辛い高齢の体を食の徹底した改善で体重を落とし、安らかな老後生活を演出。
 食の力と人の生命力を実体験した方ですから、話が深い。

明日から視察
 さて、明日から東京とその近辺。明日23日は、以前から気になっていた大和市。健康図書館、まだできていないですが、学校図書館に力が入っています。
 24日は、まちとしょテラソの小布施町。町立図書館“テラソ”とまちなか図書館、個人の庭を開放するオープンガーデンなど見るつもり。
 25日は、匝瑳市の野栄中学校、野栄学校給食センターで食育の取り組みについてお話を聞くことにしています。
 この他にも、7~8人の皆さんとお会いする予定です。

| 未分類 | 23:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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素晴らしい出会いに感謝!

 ステキな若者と、ステキな母、素晴らしい出会いに感謝です。

 出雲で、幕内秀夫さんの講演会の打ち合わせがあり、行ってきましたが、冒頭に書いた二人の方との出会いがありました。

 一人は、この4月から安定した公僕の立場をなげうって就農準備を進める若者。
 卒業後さまざまな貴重な経験を積み、その後の4年間、時代を見据えながら公的な仕事に就いていたとのことですが、満を持して新しい途へ踏み出した。
 道を踏み出す目的は、若者に就農の道を示すことにもあるけれど、それ以上に、農業という仕事を通して地域を国を支える人づくりをしたいと。素晴らしい志です。

 もう一人は、15年間ひたすら7人の子育てをしてきたというお母さんでしたが、一つの区切りをつけて今まで培ってきたものをさらに社会に役立てたいと仕事に就いたと。
 彼女がお話してくださった子育ては壮絶そのもの。
 7人の子育てと聞いただけでも大変だと思うのですが、兄弟みんなが強いアレルギー体質だったとのことですから、想像を絶する15年間だっただろうと思います。

 いまでこそ、給食でアレルギー対応の除去食も考慮しようかという時代ですが、周りの理解もない中、何度も救急車を呼ぶ事態に会いながら、独学で食の改善に取り組み、子どもたちのアレルギーを克服してきたと胸を張っていらっしゃいました。
 何よりすごいと思ったのは、子どもたちが自らの意思と目標を持って、お母さんと一緒に体質改善に取り組んできたという点。
 崖っぷち何だから当然、という見方もあるかも知れませんが、自らの意思を持って徹底して取り組んだという姿勢には頭が下がりました。

 様々な視点で食育を進めたいものだと思っていますが、心強い助っ人がまた一人、そんな嬉しい一日でした。

| 食育 | 23:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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